今回は、船橋大神宮の『節分祭』をご紹介いたします。
当社の『節分祭』は、単に豆をまくだけではありません。大神宮 神楽部による雅楽や、神楽を観劇することができます。神楽は、無形民俗文化財にも指定されていて、華やかな衣装とともに、ユーモラスな舞などを見ることができます。演目のラストでは鬼が登場。そのまま「豆まき」へと移行します。
【節分】
節分とは、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指す季節のフシメです。つまり、節分は年に4回あります。中でも、立春前日=2月3日の節分が最も有名になりました。
【節分祭】
船橋大神宮では、神楽と豆まきの二部構成。これを午前と午後に斎行(さいこう)します。
(斎行 お祭りや祈祷などの行事を行うこと)
◆神楽
恵比寿・大黒舞
恵比寿様は釣り竿、大黒様は小槌を手にして、ユーモラスに舞い踊ります。
山神舞(さんじんまい)
鬼が飛び出してきて、暴れ回ります。鍾馗(しょうき)が鎮圧にかかりますが、うまくいきません。しかし、福豆を投げ始めると、その霊力に助けられて次第に鬼たちを圧倒していきます。
苦しい展開になった鬼たちは、神楽殿の桟敷席に逃げ込みます。すると、席に陣取った年男・年女からも福豆の集中攻撃を浴びます。鬼たちは、もはや降参しかありません。
◆豆まき
季節の変わり目「節分」には、邪気が生じると言われています。その象徴である鬼を払うため、古来より「豆まき」が行われています。豆をまくのは、選ばれた年男・年女です。
◆福豆セット(当日まかれたものです。)