▪ 九都県市合同防災訓練

第40回九都県市合同防災訓練に参加して

9月1日(日)昭和63年(1988年)以来31年ぶりに「九都県市合同防災訓練」が船橋市高瀬町運動広場等を会場にして実施されました。
二丁目町会からは片山会長以下6名が参加しました。

九都県市とは、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、千葉市、さいたま市、川崎市、横浜市、相模原市の5つの政令指定都市のことです。

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会場は主会場、副会場2ヶ所に分かれて行われ、主会場では陸上での実動訓練として消火救出訓練、ドローンや、バイク隊による被害状況の調査訓練、ライフライン設備等の復旧実演訓練、ボランティアセンターの運営訓練、住民参加型体験訓練や防災フェアが行われました。

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副会場では海上での実働訓練として県警、海上保安庁、海上自衛隊の艦船やヘリコプターによる救助訓練が行われ、海上自衛隊の掃海母船「うらが」(排水量約5500t、全長約140m)では臨時の医療拠点として救助者の介助、応急救護等の訓練が行われました。

会場には官邸での緊急災害対策本部会議を終えて、安倍総理が担当大臣とヘリコプターで視察に来られ、大いに盛り上がりました。副会場では掃海母船「うらが」の大きさに圧倒され、横須賀海軍カレーを試食しました。とてもおいしかったです。

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南極観測船として活躍した初代「しらせ」の船内見学もでき、迷路のような船内の中や操舵室の艦長席にも座り、チョッピリ艦長の気分を味わいました。また、元南極観測隊員の方の「南極の氷は3000万年からでき始め、現在2000mもの厚さに積み重なっている」との興味深いお話も聞き、「その氷を使って飲むウイスキーのオンザロックは格別なもので、中に閉じ込められた空気が溶けてパチンとはじき出てくるのは、何とも言えないものだ」とおっしゃっていました。

そんな南極のロマンに思いを馳せて会場を後にしました。

防災部長 峯村 愼治